スポーツ予算その2 [スポーツのこと]
文科省の「スポーツ振興基本計画」(2001年から10ヵ年計画)の中の
「生涯スポーツの社会の実現」の予算額は16億1100万円。
最高時から3億5300万円減額されています。
この予算は、本来は国民各層のスポーツ活動の育成と定着にかかわる分野ですが、
ほとんどが「総合型地域スポーツクラブの育成事業」のみに注ぎ込まれています。
地域住民の多様なスポーツ要求に応えるー総合型地域スポーツクラブの役割です。
問題は大部分が行政的に作られるため、自主的なクラブとしてなかなか定着しないこと。
95年のモデル事業から始まり、12年。
しかし、「2010年までに各市町村に1つ」の目標を残り3年で達成するのは
至難の業といえるでしょう。
その一方で、草の根で活動している自主的なスポーツクラブー全体の90%を
閉めているにもかかわらず、「振興計画」からは枠外に置かれています。
いま、自主的クラブは、会員の経済生活の困窮、施設使用料の値上げと減免措置の
撤廃、総合型クラブ優先の施設利用などの悪条件をかかえて、活動が安定せず、
クラブ数も減少傾向を見せてきています。
こうした現状にふたをした偏った施策と予算では「生涯スポーツ」は花咲くどころか
しおれてしまうばかりです。
新たに「チーム『ニッポン』マルチ・サポート事業」に2億円の予算がつけられました。
これは「トップレベル競技者がメダルを確実に獲得できるよう、多方面から高度な
支援を実施」と言う名目です。
国が取組むべきことなのか、メダルをとることだけが強調されてしまい、
本来のスポーツを楽しむ視点が失われてはいないか?
「生涯スポーツの社会の実現」の予算額は16億1100万円。
最高時から3億5300万円減額されています。
この予算は、本来は国民各層のスポーツ活動の育成と定着にかかわる分野ですが、
ほとんどが「総合型地域スポーツクラブの育成事業」のみに注ぎ込まれています。
地域住民の多様なスポーツ要求に応えるー総合型地域スポーツクラブの役割です。
問題は大部分が行政的に作られるため、自主的なクラブとしてなかなか定着しないこと。
95年のモデル事業から始まり、12年。
しかし、「2010年までに各市町村に1つ」の目標を残り3年で達成するのは
至難の業といえるでしょう。
その一方で、草の根で活動している自主的なスポーツクラブー全体の90%を
閉めているにもかかわらず、「振興計画」からは枠外に置かれています。
いま、自主的クラブは、会員の経済生活の困窮、施設使用料の値上げと減免措置の
撤廃、総合型クラブ優先の施設利用などの悪条件をかかえて、活動が安定せず、
クラブ数も減少傾向を見せてきています。
こうした現状にふたをした偏った施策と予算では「生涯スポーツ」は花咲くどころか
しおれてしまうばかりです。
新たに「チーム『ニッポン』マルチ・サポート事業」に2億円の予算がつけられました。
これは「トップレベル競技者がメダルを確実に獲得できるよう、多方面から高度な
支援を実施」と言う名目です。
国が取組むべきことなのか、メダルをとることだけが強調されてしまい、
本来のスポーツを楽しむ視点が失われてはいないか?
2008-04-12 20:34
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