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貧困なスポーツ予算2 [スポーツのこと]

「それはtoto(サーカーくじ)の助成からだすべきものだ」
今年度の文科省のスポーツ予算折衝過程で、財務省からこんな指摘があったそうです。
そのやり玉に上がったのが、
「総合型地域スポーツクラブの育成支援」と「ドーピング防止推進事業」。
それぞれ4億円と2億6千万円が削られた!と文科省担当者は明かしました。
サッカーくじがスポーツ予算の足かせになっていることが、担当者の口から明らかにされました。

《サッカーくじに対する各党の態度》
1998年に国会で成立したサッカーくじに日本共産党は反対を貫きました。
自民党は賛成、公明党、民主党、社民党は政党として一貫した態度は示せず、
民主党から多くの賛成者が出ています。

ここ1,2年は「ビッグ」によって、売り上げを伸ばしているようですが、
02年はサッカーくじの売り上げから58億円助成され、
スポーツ予算は39億もの大幅減額となり、
03年はくじの助成が24億円で、スポーツ予算は15億円削られました。
サッカーくじの助成額とスポーツ予算の減少はリンクしているということです。

サッカーくじが国会で議論された当時、こうした懸念は日本共産党が何度も指摘しています。
当時の文部大臣は「国の予算がいやしくもへっこむというようなことがあったはならない。
むしろ国として充実した予算を組む努力をしていきます」と答弁。
しかし、文科省がつくったサッカーくじが、自らの首を絞める結果に。なんとも皮肉です。

サッカーくじが続く限り、日本のスポーツ予算はこれに振り回されることになります。
安定したスポーツ予算振興のために、スポーツ予算の大幅増額のためにも、
サッカーくじ廃止は急務です。
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